一つのものを分けて食べる

今年95歳になる私の母は、老健のお力で要介護5から要介護4へ介護度が改善し、運よく特養の入居も決まり大勢の同年代と共に食卓を囲み長生きすることと思います。

 

母は食が細い上に、私や家族は母の口に合う食事を作ってあげることができず、母はショートステイ介護施設から帰ってくると覚醒していて元気であったし、母にとって良きことを選択したと思っています。

 

 

母には一つの食べ物を兄弟で分け合って食べることを教えてもらいました。

 

家では母も入れて家族5人で一つの市販のお菓子を等分に分けて頂いていました。

戴き物のお菓子も分けていました。

 

そのため私は友達の家で珍しい外国製のチョコを頂いた時は家に持って帰り、他の姉弟と分けて食べていました。

 

お小遣いで姉弟分の大判焼きを買って帰ったこともあります。

 

パンツ焼きという名称に惹かれて買ったのですが、名前は違っても中身はあんこの大判焼きでした。

 

私は今の歳になって母や実家は生きていける躾けをしてくれていたと親と家族に感謝しています。

 

どこに行っても、精神的な意味でも一つのものを分けて食べる精神を何処かで忘れないと思うからで

す。