環状線

作品と制作者が一致しないかろうが作品を好むということはあります。

 

私は若い頃、ウィリアム・サローヤンを読んでいました。

庶民の哀愁を温かい視線で描き、平易な文体に様々な人々への贈り物的優しさを感じていました。

 

でも実生活のサロイヤンは、ギャンブル好きでティファニーで朝食をのモデルになった若い女優の妻に暴力を振るい、父親としても夫としても優しく温かい人間ではありませんでした。

 

それでも作品は好きでした。

 

谷川俊太郎は、詩を書く自分がいると言っていたような気がします。

総体で書くのではなく、それだけで本人をイメージしきれない。

 

ミリ単位ほどの自分の一部かもしれず、実像の概要イメージと程遠いサロイヤンのようなクリエイティブ業の人物はいます。

 

サロイヤンは、優しさや温かさ許し合う心を不器用で表せないだけで、願ってやまない哀愁に満ちた愛すべき人物と言ったら、あちらのミュージシャンに複雑な心境を湯気ほどに微かに感じ取っていただければ幸いです。

 

 

 

 

あちらのミュージシャンは、作品は気に入っていましたが、人物を知るほどに情報は入れたくない気持ちになる私とは遠い価値観の者です。

 

知るほどにクラスに一人はいる、どうにも相性が悪く表面上のクラスメイトとして付き合ってきた一人だと腑に落ちます。

 

くどいほど言いますが、私もファンというほどでもなく、あのバンドは広く好まれて聞かれていますが、私もそんな聞き方をしていました。

 

恋はなくとも憎みきれないあんちくしょうです。

 

私を適当に利用するのに恋を持ち出され迷惑です。

私の晩年の締めくくりに恋はなく、遣りたいことややらなければならない事で最後を充実させたい。

 

誰もが願う目的と希望を持っています。

 

世間のあなた方には許されて望める晩年の人生を私はこれも諦めて、死んだようにいいように悪用され

最期の最期まで……

 

 

最新アルバムが初夏にリリースされるそうですね。

 

ひみつのアッコちゃんにかけたのか、秘密の花園というそっちの方を想像させられます。

 

秘密のnakayamaさんとsuzukiさんのアルバムを早く作って私はしまいにしてください。

 

家族を開放してあげたいです。

 

あなた方と同じ庶民が弱っているときに、同じ仲間に手を貸し合い支え合う共感共有を私はできると信じています。

 

私とともにその時時で優しさを持ちより、なんとかやっていくのが人間の秘密です。

 

曽野綾子さんに、その時時で優しさと許しを持ちよりなんとかやっていくという事を教えられ、べったら漬を私の碑としていた昔がサロイヤンに繋がります。

 

ティファニーで朝食をは原作がカポーティで、彼のクリスマスの思い出は私の好きな作品です。

 

漫画家の山岸凉子さんの劇画化で知り、原作を読みカポーティが好きになりました。

 

クリスマスの思い出は村上春樹さんも訳されています。

 

村上春樹さんの訳すこんな作品に私はよく出会います。

 

繋がっているのだなとつくづく自分が好きになります咲い。

 

私の人生が、サロイヤンが好きだったように庶民の哀愁に繋がっていると思えば私は私をますます好きになります。

 

 

長文を最後までお読みいただき有難う御座いました。